![]() | 『ロランの歌』登場アイテム |
但書: 以下は、『ロランの歌』に登場する剣などの登場箇所の引用です。また、自分なりの考証をしてみました。原文つづりなどの多くは、星印のついた各種アイコン(* , * , * )をカーソルでなぞると吹き出しに出る仕様に変更しました。より読みやすくはなったと存じます。
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テキスト引用は、邦訳は岩波文庫本(有永弘人訳)を用いていたが、日本の著作権法の
解釈・判例を考慮して、大部分は、拙訳に切り替えることにした。
詩節(レース)と行番は、岩波文庫本のものをそのまま記してある。
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所有者名簿1. ガヌロン伯 ![]() 2. ロラン伯 ![]() 3. チュルパン大司教 ![]() 4. オリヴィエ ![]() 5. シャルル大帝 ![]() 6. フランス勢の軍旗 ![]() 7. サラゴサ王マルシル (敵)8. 総督バリガン (敵)
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固有武器名(アイウエオ順)アルマス (チュルパン大司教)オートクレール (オリヴィエ)ジョワイユーズ (シャルル王)デュランダル (ロラン伯)プレシューズ (総督バリガン)マルテ (総督バリガン)ミュルグレス (ガヌロン伯)
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剣名(『ロランの歌』以外)アルマツィア[=アルマス] (『サガ』)グラバム (『フィエラブラス』[英])クルト[=コルタン] (『サガ』)クロザモン? (『ロランの結婚』[仏・近代])グロリウス[=グロリユーズ] (『クロックミテーヌ』[仏・近代])コルタン/クールテイン (『フィエラブラス』[英])ジョイウス[=ジョワイユーズ] (『フィエラブラス』[英])ソーヴォジーン[=ソヴァジーヌ] (『フィエラブラ』[英])デュランダル (『フィエラブラス』[英])デュルムダリ[=デュランダル] (『サガ』)バプティズム[=バプテェーム] (『フィエラブラス』[英])プルウァーランス[=フローランス] (『フィエラブラス』[英])フロベルジュ[=フランベルジュ] (『フィエラブラス』[英])ホールトクレール[=オートクレール] (『フィエラブラス』[英])ムサグイン[=ミュサギーヌ] (『フィエラブラス』[英]) |
ガヌロン伯 Ganelon[仏], GUENES, GUENELUN[原典]
ミュルグレス Murgleis[仏], MURGLIES[原典], Murgleis, Murgles, Murgleys[英]
には、他の朋輩の剣と同様、
が仕込まれている。
剣名は意味不詳。
タシュブランTachebrun [仏, 原典]
(→用語)。
ロラン Roland[仏]; ROLL, ROLLANT[原典]
とも、
とも(→解説)されるが、シャルル大王の
である。
の奇襲に斃れたと記されるフルオドランドゥス[羅]*
(→典拠)なる人物だ。
(または「標石四つ」。→引用説明)が置かれた風景のなかだ。
その石の正体は神秘めいていて、自然形象なのか、人為的な建造物のなのかは、はっきりしない。
ロランは、この場所で、とわずがたりしつつ、名剣デュランダルが自分のものになったいきさつを喋り明かすのである。
(→画像 →用語)に描写される。|
ロランの出自はイタリア?
(参照:) と、 が不義の密通をしてシャルルの逆鱗にふれ、フランスを追われる身となる。ミローネは、 を父親にもつイタリア系の士族で、二人はプロヴァンスを抜けて、イタリアに落ち延び、道筋を、北部のパヴィア市から、東の港町ラヴェンナへとたどる。そこからロマーニャ州の方向にむかうが、すでに懐妊していたベルタは、イモーラ* の近くで産気づき、厩でロランを産む。一家はローマの北西の町ストリに落着き、ミロンは
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次の作品(『オルランディーノ』)では、非凡な才覚をあらわすロラン少年が描かれる。
その少年の暮らす町ストリに、シャルル大帝が御幸にまいられ、仮宮をひらき、町民に饗応をふるまう。ロランは、侍従を押しのけ尻餅をつかせ、ずかずかと王に近寄り、その大盤の皿に大盛りにされた料理を何杯もたいらげてみせる。 陛下は大いに興に入り、また、少年に類まれなる大器の片鱗を見る。そこで、父母への手土産にと、テーブルクロースを風呂敷がわりに、つめこめるだけの料理を持たせてやり、ネーモ公* とテリス* にこれを尾行させ、素性を確かめさせる。
さんざんの思いののち、やっとのことで公爵は、その父母が逃走中のベルタとミローネだとつきとめる。公は、よきに計らうと約して二人を陛下にお目通りさせる。二人を目前にしてシャルルは激怒するが、ロランが両親をかばい、シャルルの手をとって、爪先から鮮血がほとばしる振りまわし、「父上や母上に危害をくわえようとするやつは、僕が拳をお見舞いししてやるからな」と王にせまる。度肝をぬかれた王は、このたのもしい甥に免じて、王は姉(妹)ベルタとミローネを赦すことにし、公然の前であらためて結婚をとりおこない、「このロランをわが息子と思うぞ」とのたまうのである。 |
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父の故郷は?
ロランの父は、ミロン・ド・アングレール* 、『狂えるオルランドー』を挙げることができる。
なお、ミロン・ド・プイーユ* という名の、オリヴィエの伯(叔)父が、武勲詩『ヴィエンヌのジェラール』* には存在する。
プイーユが、イタリア南端のアプリア州* (→地図)だということは、なんとも思わせぶりではないか。単なる |
「シャルルの罪」の伝説 別の伝承もある。それは、シャルル自身が姉(妹)のベルト(またはジゼル* )と交わり、ロランを孕ませたというものだ。
この「シャルルの罪」* の告白をうけたのが、聖ジル(アエギディウス)* (8世紀)だという伝説もある(→註)。その伝説によれば、フランス王シャルルの懺悔の場に天使が現れ、自らの口からその過ちを言いあぐむ王にかわって罪状をしたためた巻物を置いてゆき、しかるべき償いをすれば赦されることを告げた。(『ロランの歌』第156節:2096行に登場する聖ジルの難解なくだりは、実はこのことにふれている。)(→岩波註)早期の古フランス語や中世ラテンのテクストでは、「シャルルの罪」に婉曲的にふれるだけだという。しかし、後世の作品はより直截的で、例えば武勲詩『トリスタン・ド・ナントゥイユ』* (21707-08行)に「実姉(妹)に対し罪をおかしたことからロランは生を享け..」* とある。(→資料)。また、『カルル大王のサガ』にもシャルルの罪にについて詳しいので、その部分の抜粋を(→訳出掲載)した。 | |||||||||||||||||||||||||
デュランダルの初出.. | |
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最初にこの名剣の名が出されるのは、持ち主のロランによってではなく、敵方によってである。 トルトローズ市を治めるチュルジス伯」というサラセン人が、自慢の「[このわが]良き長き剣で、[ロランのやつめの]デュランダルと *デュランダルについては(→岩波訳本の巻末注)も参照。 |
{原典}
..TURGIS DE TURTELUSE,
CIL EST UNS QUENS, SI EST LA CITET SUE,
: :
925 EEZ M ESPEE, KI EST E BONE E LUNGE.
A DURENDAL JO LA METRAI ENCUNTRE,
{英訳}
..Turgis of Turtelose,
He was a count, that city was his own;
: :
925 See here my sword, that is both good and long
With Durendal I'll lay it well across;
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デュランダルの柄について.. | |
{拙訳}
ロラン答えて「それぞ、痴れ者がごとき所業!」
†岩波訳も白水社(神沢栄三訳)も、「 |
{原典}
RESPUNT ROLL, «JO FEREIE QUE FOLS,
EN DULCE FRANCE EN PERDREIE MUN LOS.
1020 SEMPRES FERRAI DE DURENDAL GRANZ COLPS,
SANGLANT EN ERT LI BRANZ ENTRESQU A L OR.
{英訳}
Answers Rollanz: "A fool I should be found
In France the Douce would perish my renown.
1055 With Durendal I'll lay on thick and stout,
In blood the blade, to its golden hilt, I'll drown. |
デュランダルを叩きつけて折ろうとした場所.. | |
{拙訳}
..そは、美々しき
†岩波訳では「標石四つあり」(→用語)
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{原典}
..DESUZ UN ARBRE BEL, QUATRE PERRUNS I
AD DE MARBRE FAIZ,
{英訳}
..where, under two fair trees,
Four terraces, of marble wrought, .. |
デュランダルをシャルルが享受するくだり.. | |
{拙訳}
おりしも、シャルルがモリアーヌ†の谷におわせしとき、
天にまします神は、天使にことづけて命ぜられた、
汝、これ〔デュランダル〕を伯なる隊長に与えよと、
さすれば、お優しき大王は我にこれを
†モリアーヌという地名は?(→解説) |
{原典}
CARL ESTEIT ES VALS DE MORIANE,
QUANT DEUS DEL CEL LI MANDAT PAR SUN ANGLE,
QU IL TE DUNAST A UN CUNTE CATAIGNIE,
DUNC LA ME CEINST LI GENTILZ REIS LI MAGNES.
{英訳}
In Moriane was Charles, in the vale,
When from heaven God by His angel bade
2320 Him give thee to a count and capitain;
Girt thee on me that noble King and great. |
デュランダルの聖遺物について.. | |
{岩波訳}
その黄金の柄の中、聖遺物あまたあり。
聖者ペトロの歯あり、聖者バジルの血あり、
わが殿たる聖者ドゥニの毛髪あり、
聖母マリアの衣片あり。
*聖遺物 (→表記や、他の作品では異なる内容の品について)
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{原典}
EN L ORIET PUNT ASEZ I AD RELIQUES
LA DENT SEINT PERRE E DEL SANC SEINT BASILIE
E DES CHEVELS MUN SEIGNOR SEINT DENISE,
DEL VESTEMENT I AD SEINTE MARIE.
{英訳}
2345 Relics enough thy golden hilt conceals:
Saint Peter's Tooth, the Blood of Saint Basile,
Some of the Hairs of my Lord, Saint Denise,
Some of the Robe, was worn by Saint Mary.
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ヴェイヤンティフについて.. | |
{拙訳}
スペインの峠を、ロランはいざゆかん
馳せる良馬ヴェイヤンティフに乗りて、
その纏いし武具の、いとふさわしきにして
* ヴェイヤンティフの名の意味(→岩波訳本の脚注)
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{原典}
AS PORZ D ESPAIGNE EN EST PASSET ROLL
SUR VEILLANTIF SUN BON CHEVAL CURANT,
PORTET SES ARMES,MULT LI SUNT AVENANZ,
{英訳}
To Spanish pass is Rollanz now going
On Veillantif, his good steed, galloping;
He is well armed, pride is in his bearing, |
角笛で敵を殴打する.. | |
{拙訳}
[デュランダルを持ち去ろうとする
敵に対し、ロランは]
失うに惜しかる
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{原典}
TIENT L OLIFAN,QUE UNKES PERDRE NE VOLT ,
SIL FIERT EN L ELME, KI GEMMET FUT A OR.
FRUISSET L ACER E LA TESTE E LES OS,
AMSDOUS LES OILZ DEL CHEF LI AD MIS FORS,
JUS A SES PIEZ SI L AD TRESTURNET MORT.
: :
FENDUZ EN EST MIS
OLIFANS EL GROS,
CAIUZ EN EST LI CRISTALS E LI ORS.
{英訳}
Took the olifant, that he would not let go,
Struck him on th' helm, that jewelled was with gold,
And broke its steel, his skull and all his bones,
2290 Out of his head both the two eyes he drove;
: :
2295 But my great one, my olifant I broke;
Fallen from it the crystal and the gold." |
角笛の奉納.. | |
{拙訳}
[帝、]〔〇〇の〕ボルドーの都に参り、
* オリファンの奉納。(→注) |
{原典}
VINT A BURDELES LA CITET DE ,
DESUR L ALTER SEINT SEVERIN LE BARON
MET L OLIPHAN PLEIN D OR E DE MANGUNS,
LI PELERIN LE VEIENT, KI LA VUNT.
{英訳}
Come to Burdele, that city of high valour.
Above the altar, to Saint Sevrin endowed,
Stands the olifant, with golden pieces bound;
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チュルパン大司教 Archévêque Turpin[仏], ARCEVESQUE TURPIN[原典]
(→解説)の大司教。チュルパンは、 手始めに「大業物の矛」*
(96節1248行)を振るうが、やがてアルマスという剣を抜刀して戦闘する。(→僧侶の武器の解説)
(109節1390-1行)や
を倒すに(127節1658行-)は、まさにうってつけの役と言えるのではなかろうか。
アルマス Almace[仏], ALMACE[原典]
という名で登場し、帝王が「異教徒を討つに良き剣かな」と言っている。
(→用語)(96節1248行)で戦っているとすべきかもしれませんが、それ以前、チュルパンが異教徒アビームと戦い、悪魔の贈物である
を一撃のもとに破壊するくだり(→引用)で既にアルマスを振るっているとみられないでしょうか(→根拠)。
剣アルマスについて.. | |
{拙訳}
[チュルパン]は、褐色の鋼剣†アルマスを抜き、
2090 多勢の群のまったただなかを、
† 岩波訳は「刃金輝く」であるが、それは、すでに→用語解説したとおり、「磨きぬかれた鋼」だとの解釈が一般的なため。 |
{原典}
IL TRAIT ALMACE S ESPEE DE ACER BRUN,
EN LA GRANT PRESSE MIL COLPS I FIERT ET PLUS,..
{英訳}
He's drawn Almace, whose steel was brown and rough,
2090 Through the great press a thousand blows he's struck:
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アビームとの戦い.. | |
{拙訳}
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{原典}
..LI ARCEVESQUE BROCHET PAR TANT GRANT
VASSELAGE, NE LAISSERAT,
QU ABISME NEN ASAILLET,
VAIT LE FERIR EN L ESCUT A MIRACLE.
PIERRES I AD AMETISTES E TOPAZES
ESTERMINALS E CARBUNCLES, KI ARDENT,
EN VAL METAS LI DUNAT UNS DIABLES,
SI LI TRAMIST LI AMIRALZ GALAFES.
TURPINS I FIERT, KI NIENT NE L ESPARIGNET,
ENPRES SUN COLP NE QUID, QUE UN DENER VAILLET,
LE CORS LI TRENCHET
TRES L UN COSTET QU A L ALTRE,
QUE MORT L ABAT EN UNE VOIDE PLACE.
{英訳}
That Archbishop spurs on by vassalage,
He will not pause ere Abisme he assail;
1660 So strikes that shield, is wonderfully arrayed,
Whereon are stones, amethyst and topaze,
Esterminals and carbuncles that blaze;
A devil's gift it was, in Val Metase,
Who handed it to the admiral Galafes;
1665 So Turpin strikes, spares him not anyway;
After that blow, he's worth no penny wage;
The carcass he's sliced, rib from rib away,
So flings him down dead in an empty place. |
笏杖[十字架]について.. | |
{岩波訳}
フランス勢いう、「また、見事なる武者振りかな!
大司教の手中にありて、その笏杖は安泰なり!
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{原典}
DIENT FRANCEIS, «CI AD GRANT VASSELAGE,
EN L ARCEVESQUE EST BEN LA CROCE SALVE.»
{英訳}
Then say the Franks: "He has great vassalage,
1670 With the Archbishop, surely the Cross is safe."
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オリヴィエ Olivier[仏], OLIVER[原典] (* 英語圏ではオリヴァー
という。)
のひとり。ロランを勇将とするならば、オリヴィエは智将である。
は、ロランの
。
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オリヴィエの家系
武勲詩『ヴィエンヌのジェラール』* 、オリヴィエの父は、ルニエ(「レニエ公」)* という。
オリヴィエの伯叔父ジラール(「ジェラール」* は、婚約者をシャルル大王に横取りされたいわくからヴィエンヌ* (→地名解説)に封ぜられるが、しこりがのこって、やがて紛糾が起こり、オリヴィエを含むこの一家が、いっときシャルルの包囲攻撃を受けるという憂き目をあじわう。(*詳しい顛末は→作品あらすじ)。 ジェラール・ド・ヴィエンヌの素材となったジェラールの名の→人物は、八世紀のシャルルの子ルイ敬虔王やシャルル禿頭王の時代に実在した。(* →十二臣将ジラール・ド・ルシーヨン )。 |
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オリヴィエの祖父の武勲詩『 |
オリヴィエのおじミロン・ド・プイユ* (南イタリアのアプリア州* )とはいかなる人物だろう。ロランの父ミロン* にしても、祖父ベルナルドの代はアプリア州にごく近いキアロモンテ市が出身地なので、あるいは作者がオリヴィエとロランを従兄弟同士として血縁づけようとしたのかもしれない。
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オートクレール Hauteclaire, Haute-Claire[仏], HALTECLERE[原典]
* 後世の武勲詩『フィエラブラ』*
(→作品解説)では、オリヴィエは、異教徒の巨人と対決し、「洗礼」を意味するバプテェーム[仏]またはバプティズム[英]*
という剣を手に入れる。
???
*『ロランの歌』では、オリヴィエの
(→作品解説)のエピソードでは、「イスパニアの
という馬を所持している(あるいは手に入れる)。
剣オートクレール.. | |
{拙訳}
(「)どこにやった、オートクレールと名づく、おぬしの剣は?
握り柄は黄金、柄頭は |
{原典}
(«)U EST VOSTRE ESPEE, KI HALTECLERE AD NUM?
D OR EST LI HELZ E DE CRISTAL LI PUNZ.»
{英訳}
(")Where is your sword, that Halteclere I knew?
Golden its hilt, whereon a crystal grew."
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第147節1952行- | |
{拙訳}
オリヴィエは、死のまぢかを悟り、
†岩波訳だと「焼刃ぎらりと光る」。 |
{原典}
OLIVER SENT,QUE A MORT EST FERUT,
TIENT HALTECLERE,DUNT LI ACER FUT BRUNS.
FIERT MARGANICES SUR L ELME A OR AGUT,
E FLURS E PIERRES EN ACRAVENTET JUS,
{英訳}
Oliver feels that he to die is bound,
Holds Halteclere, whose steel is rough and brown,
Strikes the alcaliph on his helm's golden mount;
1955 Flowers and stones fall clattering to the ground,
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シャルル Charles[仏], CARLES[原典]
であるが、
一箇所(第209節:2910行)ではラン*
であると言っている(→解説)。
ジョワイユーズ Joyeuse[仏], JOIUSE[原典]
または「ロンギヌスの槍」*
)の切っ尖が、聖遺物としてこめられている。だからこそ「喜ばしき」という意味の、この名が与えられた(2509行)。
また、「わが喜び」という意味の、フランス軍の「モンジョワ!」の勝鬨の文句も、モンジョワという軍旗の名もまた、
剣の名に由来する(2510行)。
タンサンドール Tencendor[仏], TENCENDUR[原典]
で、ネルボンヌのマルパラン*
から奪って得た馬であった(初出;2993-4行)。
ビテルヌの楯 écu de Biterne[仏], ESCUT DE BITERNE[ 原典], shield of Girunde[英]
を首にかけて)頸から吊り下げていた楯(2991行)は、ビテルヌ製だったと伝わる。シャルルの剣とその聖遺物.. | ||
{拙訳}
帝王は、野辺に臥しつ、
その勇なる
† 2499行。岩波本では、「サフル飾り」と訳す(→用語)。‡ 2502行。岩波本では、「 |
{原典}
LI EMPERERE S EST CULCET EN UN PRET,
SUN GRANT ESPIET MET A SUN CHEF LI BER,
ICELE NOIT NE SE VOLT IL DESARMER,
SI AD VESTUT SUN BLANC OSBERC SAFFRET
LACIET SUN ELME,KI EST A OR GEMMET,
CEINTE JOIUSE, UNCHES NE FUT SA PER,
KI CASCUN JUR MUET XXX CLARTEZ.
ASEZ SAVUM DE LA LANCE PARLER,
DUNT NOSTRE SIRE FUT EN LA CRUIZ NASFRET.
CARLES EN AD LA MURE MERCIT DEU,
EN L ORET PUNT L AD FAITE MANUVRER,
PUR CESTE HONUR E PUR CESTE BONTET
LI NUMS JOIUSE L ESPEE FUT DUNET.
BARUNS FRANCEIS NEL DEIVENT UBLIER,
ENSEIGNE EN UNT DE MUNJOIE CRIER.
PUR CO NES POET NULE GENT CUNTRESTER.
{英訳}
That Emperour is lying in a mead;
By's head, so brave, he's placed his mighty spear;
On such a night unarmed he will not be.
He's donned his white hauberk, with broidery,
2500 Has laced his helm, jewelled with golden beads,
Girt on Joiuse, there never was its peer,
Whereon each day thirty fresh hues appear.
All of us know that lance, and well may speak
Whereby Our Lord was wounded on the Tree:
2505 Charles, by God's grace, possessed its point of steel!
His golden hilt he enshrined it underneath.
By that honour and by that sanctity
The name Joiuse was for that sword decreed.
Barons of France may not forgetful be
2510 Whence comes the ensign "Monjoie," they cry at need;
Wherefore no race against them can succeed.
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シャルルの剣・盾・槍と軍馬.. | ||
{拙訳}
皇帝はさきがけて武具を纏う、
素早くに
† 2988行。岩波訳は「板金鎧」(→用語)‡2992行。この行は、英訳が「ブランドゥーンで作られた」と、おそらく誤訳なので、 岩波の訳をそのまま使った。 |
{原典}
LI EMPERERES TUZ PREMEREINS S ADUBET,
ISNELEMENT AD VESTUE SA BRUNIE,
LACET SUN HELME, SI AD CEINTE JOIUSE
KI PUR SOLEILL SA CLARTET NEN ESCUNSET,
PENT A SUN COL UN ESCUT DE BITERNE,
TIENT SUN ESPIET, SIN FAIT BRANDIR LA HANSTE,
EN TENCENDUR, SUN BON CHEVAL, PUIS MUNTET
- IL LE CUNQUIST ES GUEZ DESUZ MARSUNE,
SIN GETAT MORT MALPALIN DE NERBONE-
LASCHET LA RESNE, MULT SUVENT L ESPERONET, FAIT SUN ESLAIS,
VEANT CENT MIL HUMES, AOI.
RECLEIMET DEU E L APOSTLE DE ROME.
{英訳}
First before all was armed that Emperour,
Nimbly enough his iron sark indued,
Laced up his helm, girt on his sword Joiuse,
2990 Outshone the sun that dazzling light it threw,
Hung from his neck a shield, was of Girunde,
And took his spear, was fashioned at Blandune.
On his good horse then mounted, Tencendur,
Which he had won at th'ford below Marsune
2995 When he flung dead Malpalin of Nerbune,
Let go the reins, spurred him with either foot;
Five score thousand behind him as he flew,
Calling on God and the Apostle of Roum.
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フランス勢の軍旗
モンジョワ Monjoie[仏], MUNJOIE[原典]
†)。
その御旗につけられた名前(3095行)が、すなわちフランス勢の勝鬨とおなじ「
が担う。
‡だった(→以下、3094-5行を引用)。
†
原典では旗色を赤とは明確にしていません(→検証1:青?、検証2:緑色?)。
‡
原典に照らせば、こうも解釈できます、すなわち「旧名はなんとかいうラテン名だった」のだと。
シャルルの軍旗.. | |
{岩波訳}
.. 彼等と共にシャルルマーニュあり。
アンジューのジョフロワ、
* →岩波訳の3094行の巻末註
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{原典}
..OD ELS EST CARLEMAGNE.
GEFREID D ANJOU PORTET L ORIEFLAMBE,
SEINT PIERE FUT, SI AVEIT NUM ROMAINE.
MAIS DE MUNJOIE ILOEC OUT PRIS ESCHANGE. AOI.
{英訳}
..With them goes Charlemagne.
Gefreid d'Anjou carries that oriflamme;
Saint Peter's twas, and bare the name Roman,
3095 But on that day Monjoie, by change, it gat.
AOI.
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* 検証1:オリフラムの史実上の由来(シャルルの軍旗は青かったのか?)
疑問:オリフラムという語が「金の炎」の意味だとしても、それが確実に「赤い」*
−出典:Catholic Encyclopedia のOriflammeの項より抜粋 とありますが、聖ドニの名を唱えるようになったのも、旗の歴史に照らせば、もちろんカペー王朝以降のことです。英国勢は「モンジョワ、ノートルダム」ないし「モンジョワ、セント・ジョージ」などと叫んだそうです。(同上資料より)
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*検証2:ローマ市のモザイクの史実(シャルルの軍旗は緑色だったのか?)
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マルシルMarsil, Marsilion[仏], MARSILIE, MARSILIUN[原典]
黄金の羽つきの
ゲニョン Gaignon[仏], GAIGNUN[原典]
黄金の羽つきの投槍.. | |
{拙訳}
マルシル王は、大いに怖れをなし、
金羽で |
{原典}
LI REIS MARSILIES EN FUT MULT ESFREED,
UN ALGIER TINT, KI D OR FUT ENPENET,
FERIR L EN VOLT, SE N EN FUST DESTURNET, AOI.
{英訳}
King Marsilies was very sore afraid,
Snatching a dart, with golden feathers gay,
440 He made to strike: they turned aside his aim.
AOI.
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サラゴス勢(マルシル王配下のサラセン人)のいでたち.. | |
第80節:994-
{拙訳}
異教徒共が着こなすは、サラセン式の
†
977行―ヴィエンヌ産の鋼とは?→岩波の巻末註、→拙註。
第81節:1021-
スペインの方より..
なんたる白き
†
1022行―「白き〜」=「磨がかれてまばゆい」の意味?→岩波の巻末註。→拙註
82節:1030- こぞって集いしサラセン衆。 きら光りするその兜には、黄金の玉縁あり† 。 また、あの槍も、あのサフロン拵え‡ある鎖鎧も、 また矛も、その穂先につけし吹流しも見ゆる。† 1031行―黄金の玉縁。これを岩波訳は、「 ‡ 1032行―サフロン拵え(→用語)。岩波訳は「サフル飾り」としている。 |
{原典}
PAIEN S ADUBENT DES OSBERCS SARAZINEIS,
TUIT LI PLUSUR EN SUNT DUBLEZ EN TREIS,
LACENT LOR ELMES MULT BONS SARRAGUZEIS,
CEIGNENT ESPEES DE L ACER VIANEIS,
ESCUZ UNT GENZ ESPIEZ VALENTINEIS
E GUNFANUNS BLANCS E BLOIS E VERMEILZ,..
:
TANZ BLANCS OSBERCS TANZ ELMES FLAMBIUS,
:
E SARRAZINS,KI TANT SUNT ASEMBLEZ.
LUISENT CIL ELME,KI AD OR SUNT GEMMEZ,
E CIL ESCUZ E CIL OSBERCS SAFREZ
E CIL ESPIEZ CIL GUNFANUN FERMEZ,
{英訳}
Ready they make hauberks Sarrazinese,
That folded are, the greater part, in three;
And they lace on good helms Sarragucese;
Gird on their swords of tried steel Viennese;
Fine shields they have, and spears Valentinese,
And white, blue, red, their ensigns take the breeze,
:
What hauberks bright, what helmets these that gleam?
:
And Sarrazins, so many gathered.
Their helmets gleam, with gold are jewelled,
Also their shields, their hauberks orfreyed,
Also their swords, ensigns on spears fixed.
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バリガン Baligan[仏], BALIGANT[原典]
プレシユーズ Precieuse[仏], PRCIEUSE, PRECIUSE[原典]
マルテ Maltet[仏, 原典]
???
destrier brun[仏], DESTRER BRUN[原典]
バリガン総督の武具一式.. | |
{拙訳}
3140
† 3141行-:サフロン拵え、‡ 3152行-:岩波訳は「吊り緒は、車模様の上等の絹布にて作る。」 (→説明) |
{原典}
3140 LI AMIRALZ NE SE VOELT DEMURER,
VEST UNE BRONIE DUNT LI PAN SUNT SAFFRET,
LACET SUN HELME KI AD OR EST GEMMET,
PUIS CEINT S ESPEE AL SENESTRE COSTET.
PAR SUN ORGOILL LI AD UN NUM TRUVET,
3145 PUR LA CARLUN DUNT IL OIT PARLER
. . . . . . . . . . . . . . . . . .
CO ERT S ENSEIGNE EN BATAILLE CAMPEL,
SES CEVALERS EN AD FAIT ESCRIER.
PENT A SUN COL UN SOEN GRANT ESCUT LET,
3150 D OR EST LA BUCLE E DE CRISTAL LISTET,
LA GUIGE EN EST D UN BON PALIE ROET.
TIENT SUN ESPIET, SI L APELET MALTET,
LA HANSTE GROSSE CUME UNS TINELS,
3155 DE SUL LE FER FUST UNS MULEZ TRUSSET.
EN SUN DESTRER BALIGANT EST MUNTET,
{英訳}
3140 Their admiral will stay no longer then;
Puts on a sark, embroidered in the hems,
Laces his helm, that is with gold begemmed;
After, his sword on his left side he's set,
Out of his pride a name for it he's spelt
3145 Like to Carlun's, as he has heard it said,
So Preciuse he bad his own be clept;
Twas their ensign when they to battle went,
His chevaliers'; he gave that cry to them.
3150 His own broad shield he hangs upon his neck,
(Round its gold boss a band of crystal went,
The strap of it was a good silken web;)
He grasps his spear, the which he calls Maltet; --
So great its shaft as is a stout cudgel,
Beneath its steel alone, a mule had bent;
3155 On his charger is Baligant mounted,
|
バリガンの軍馬 | |
{拙訳}
敵方あまねく統べる |
{原典}
LI AMIRALZ, KI TRESTUZ LES ESMUT,
SIN APELET GEMALFIN, UN SUN DRUT,
[JO TE CUMANT DE TUTE MES OZ L AUN[.
PUIS EST MUNTE EN UN SUN DESTRER BRUN,
{英訳}
Their admiral, by whom they all were ruled,
Called up to him Gemalfin, whom he knew:
"I give command of all my hosts to you."
On a brown horse mounted, as he was used,
|
軍馬の一覧 | |||
|---|---|---|---|
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《バリガンの黒鹿毛》 | destrer brun (de Baligant) [原典], Baligant's brown horse [英] | |
バリガン総督 | (*『ロランの歌』第292節:3152-4, 3265-7行) | ||
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《マルガニスの栗毛》 | un ceval sor de Marganices [原典]; Alcaliph's sorrel [英] | |
マルガニス |
異教徒勢の |
(*『ロランの歌』第146節:1943行) | |
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ヴァイヤン | Vaillant [仏] | |
ミテーヌ
|
馬名=「勇気ある」? ミテーヌの乗った馬。ミテーヌはシャルルの (名づけ娘)のそのまた娘で、「恐怖の要塞」をもとめての探訪にでかけ、それを果たす。ロランの従士にさせてもらい、この馬にのってスペインまで従うが、ロンスヴォーで戦死。 |
(*『クロックミテーヌ』第3部) | |
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ヴェイヤンティフ | Veillantif[原典,仏]; Vegliantino[伊] | |
ロラン
|
馬名=「古老」? ロランの軍馬。イタリア版ではオルランドの馬は ヴェリアンティーノ |
(*『ロランの歌』1155行) | |
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グラミモン | Gramimond[仏], GRAMIMUND[原典] | |
ヴァルダブロン
| 逆臣ガヌロンに一振りの剣とマンゴン貨幣千枚を贈った異教徒ヴァルダブロンの馬。鷹よりも速いという。 | (*『ロランの歌』第117節:(1571)行) | |
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ゲニョン | Gaignon[仏], GAIGNUN[原典] | |
マルシル
| スペインのサラゴッサを牙城とする異教徒の王マルシルの馬。 | (*『ロランの歌』初出:第143節:1890行。 ) | |
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ソーペルデュ | Saut-Perdut[仏], SALTPERDUT[原典] | |
マルクイアン
| 馬名=「跳んで失う」? アフリカよりきたる異教徒マルクイアン(マルクー王の息子)の馬で、「競いて走りえるものなし」(これと競争でかなうものなし)と言われる。 |
(*『ロランの歌』第119節:1554行) | |
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ソレル | Sorel[E, AF] | |
ジェラン
|
馬名: 臣将ジェラン伯の馬。 |
(*『ロランの歌』第109節:1379行) | |
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タシュブラン | Tachebrun | |
ガヌロン
| 馬名
=「茶褐色のぶち」?「斑点/星額の黒鹿毛」? 逆臣ガヌロンの馬 |
(*『ロランの歌』第28節:347行) | |
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タンサンドール | Tencendur(Tencendor) | |
シャルル大帝
| 馬名:「全身が灰白色」? シャルルマーニュの馬 |
(*『ロランの歌』第216節: 2993行) | |
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パスセール | Passe-Cerf[E], PASSECERF[AF] | |
ジェリエ
| 馬名:「鹿を追い抜く」? ジェリエ(ジェラン伯の友、12臣将)の馬。 |
(*『ロランの歌』第109節:1380行) | |
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バルバムッシュ | Barbamusche[F,AF] | |
クルムボラン
| サラゴッサンのサラセン人クルムボラン(クリモラン)の馬。 | (*『ロランの歌』第115節:1491行) | |
![]() ? |
フェラン・デスパーニュ | Ferrant d'Espagne | |
オリヴィエ
| 馬名は「スペインで蹄鉄を打たれた」、あるいは「スペインの |
(*カクストン訳『チャールズ大帝』第2巻第2部第9章 *しかし、オリバーがもともと乗っていた馬もほぼ同名(第5章)) | |
![]() |
マルモワール | Marmore[E], MARMORIE[AF] | |
グランドワヌ
| 馬名は「大理石模様」の意なので、「ブリンドル(墨流し)」の毛の馬だろう。 異教徒グランドワヌ(カッパドキア王カプエルの息子)の馬。飛ぶ鳥よりも速いという。 | (*『ロランの歌』第121節:1571行) | |
| 和訳 | 例 | O本の原典 | 現代語 | 語源/定義 |
|---|---|---|---|---|
| {拙訳} {岩波訳} アルガリフ | マルシルの叔父 マルガニス* ![]() (第36節453行、第38節493行、第144節1914行) |
ALGALIFE | caliph, calif | 【(1393年) ¬ (古仏) caliphe
¬ (アラブ語) khali¯fah
後継者←khálafa 継ぐ】 (―『研究社英和辞典』)。 (+)
* 「アルガリフ(教皇)」とは大そう偉そうな称号だが、歴史上は、一国を築いた地方勢力のなかには、まるで全イスラームの小坂のように「カリフ(教皇)」を僭称した国王もいたのである。
シャルルの時代は、アッバース朝(在バグダード)にカリフ王朝があった。これが正統カリフとみなされてきた。しかし、アッバース朝が衰えると、新興勢力であるコルドバ政権(929年)が「カリフ(教皇)」を僭称し、ファティマ朝(創立909年エジプト征服969年)もやはり対立して「カリフ」を名乗るようになったのだ。 * 2代オマール以降、カリフの正式名は「Amir al-Mu'minin」(「信者の指揮者」)であった⇒次項目参照。 |
バリガン総督![]() (190節2614行) |
AMIRAL | émir/emir | 【(1625年) ¬ (アラブ語)
ami¯r 指揮官
←amara 指揮する ⇒
amir, admiral】 1. 指揮者、指揮官、アッバース朝中期以降の地方政権の君主の称号、 小王朝の王子や高官の称号。 2. 首長《クウェート・バレーン・カタール・およびアラ ブ首長国連邦の君主》 3. ((古))モハメッドの子孫の尊称。 (―『研究社英和辞典』) |
|
ガラーフ![]() (127節1665行) |
AMIRAFLE, AMIRAL | émir/emir | ||
(第69節849行) | モリアーヌの州長 (74節:909行) |
ALMAÇUR, | almaçour | 【< (古)仏 almaçor, -ur, aumaçor / aumansour ¬ (あるいは間接的) (アラブ語) al-mançûr
(天国の)加護を受ける、尊い←naçara 護る】 サラセン人の大公(grandee)または貴人(magnifico)。古期フランス語の中世物語 に頻出する位階/称号だが、アラビア語では同じようにはもちいられない。―*『オクスフォード英辞典(OED)』訳 |
(第69節850行) | ----- | CUNTUR | comte/count[?] |
*註1)「アルガリフ」は、宰相の称号と解釈するのが妥当と思う。英訳は"the alcalyph"。
*註2)岩波訳では総督と都督と分けて訳するが、原語はいずれもおなじ「アミラル」である。
*註3)岩波訳は"LES FILZ AS CUNTURS"を「隊長の息」としていますが、英訳では、"cadets nobly born"(高貴な生まれの青年将校)としています。ここは「諸伯らの子息」がよろしいのでは。
![]() | シャルルマーニュ伝説群の他の作品や小説 |
コンラット作『ローラントの
Rolandslied (der Pfaffe Konrad)
バイエルンの僧コンラット*
によるドイツ訳 (1170年頃成立)。
次に引用するのは、ローラントが愛剣ドゥレンダルトに語りかける一場面で、アングロ・フランス語の『ロランの歌』
とは、デュランダルの柄頭に封じ込めた4つの聖遺物が多少ことなる:
『ローラントの |
{和訳}
*最大の違いは、フランス版『ロランの歌』では聖バシリウス* |
{原典-中世ドイツ語}* 入手元は、MHDBDB のデータベース
iane wart din geliche
nie gesmidet uf dirre erde,
6860 noch newirt ouh hinne fur niemir mere:
daz bewartestu wol an disem wal.
ze Moriana in dem tal
der engel dich mine herren brachte.
gnadiclichen er min gedachte
6865 benamen er mich nante:
er hiez mir Rovlante
Karln den kaiser
zebeschirmen witewen unt waisen
dich Durndarten umbe binten.
6870 daz ich ie sa erplinde!
daz riwet mich uil sere,
nu uergip du mir, himilischer herre,
daz ich iz ungezogenlichen sluoc.
mines herren sent Petres bluot,
6875 diu herschaft sent Plasien,
des hares mines herren sent Dionisien,
des gewates miner frouwen sent Marien,
der kaiser newolte nie beliben
unz in dir uersigelet wart
6880 diu uil groze herschaft.
{英訳}
|
テクスト入手情報
* J.W.Thomas 氏の英訳の抜粋は、Vika Zafrin 氏さんのRolandHTサイト内の、 "Roland speaks to his sword" の章
(あるいは、ブラウザ対応問題があれば旧サーバの)にあります。
* 中世ドイツ語のテクストは、MHDBDBより入手しました。
北欧の散文作品で、13世紀頃成立。 シャルルが妹と通じてロランが生まれたことにも触れています。 名剣デュランダルの由来に詳しいのは、このサガだけだといいます。 また、デュランダルの柄にこめらる聖遺物も3つで、内容もまた違います。
|
『カルル大王のサガ』 ロランの家系譜
(資料入手サイト→Rollant's Lineage 対応問題あらば→旧サーバー) |
{拙訳}
|
カルル大王が名剣を入手したいきさつ・試し斬り (資料入手サイト→Karl's Swords 対応問題あらば→旧サーバー。) | ||
{拙訳}
|
テクスト入手情報
*以上は、V. Zafrin氏のRolandHTサイトから入手した、各章を和訳したものです。
原典は今のところ提供できませんが、英訳は、上のリンクでご覧ください。
を題材とした作品は、12世紀の武勲詩にはじまり、さまざまな形態や言語で語りつむがれているので、次の表にその経緯を示す:
| 種別 | 題名 | 年代 | |
|---|---|---|---|
| フランス | 武勲詩『フィエラブラ』 | ch. de geste Fierabras | (1170年頃) |
| ヴァンサン・ド・ボーヴェ著(羅) | 『歴史の鑑』 | Speculum historiale | (1250年頃) |
| オック(南仏)語 | 『アリシャンドルのフィエラブラス』 | Fierabras d'Alichandre | (13世紀) |
| 英語・詩 | 『ローランドとフェルナグ』 | Roland and Vernagu | (1330年頃) |
| 英語・詩 | 『フェルンブラス卿』 | Sir Ferumbras | (1380年頃) |
| 英語・詩 | 『バビロンのスルタン』 | Sowdone of Babylone | (1400年頃) |
| イタリア語・詩 | 『フィエラブラッチアの歌』 | Cantare de Fierabraccia | (15世紀) |
| ジャン・バニョン著 散文(仏) | 散文体『フィエラブラ』(『巨人フィラブラのロマン』)の出版(pic) | Fierabras(Roman de Fierabras le géant (prose) | (1478年) |
| カクストン英訳 | 『チャールズ大王の生涯』の出版 | Lyf of Charles the Grete | (1485年) |
| 1478年本の再版 | 『シャルル大王がなした征服とエスパニア』の出版 | La Conqueste que fit le grand roi Charlemaigne es Espaignes | (1486年) |
| 散文・ドイツ | ドイツ訳『フィエラブラス』 | Fierrabras | (1533年) |
| シューベルト作曲 | 歌劇『フィエラブラス』 | Fierrabras | (1823年) |
フランス語の散文『フィエラブラ(のロマン)』は、ヴァンサン・ド・ボーヴェ*
著『歴史の鑑』(Speculum historiale)と、フランス武勲詩『フィエラブラ』をまとめあげたものという。フランスで出版されてから十年を経ずして、イギリスで出版された英訳が、カクストンの『チャールズ大王の生涯』(Lyf of the Noble and Crysten Prynce, Charles the Grete)である。以下、このカクストン本、第2巻第1部を典拠としてフィエラブラスのあらすじを語る。
オリヴァー[英]
は、ギャリン*
の偽名を使い、サラセンの王子で巨躯の
異教徒の王子、フィエラブラス[英]*
と一騎打ちする。
戦闘のさなか、オリヴァーは愛剣オートクレールを握りそこね、溝に落としてしまう。
そして、相手の馬に下がっていた剣バプティズム[英]*
を奪って戦い続ける。
オリヴァーに負かされたフィエラブラスは、キリスト教に帰依することを望み、今わの際に、その剣と馬をオリヴィエに献上する。
その少し前のくだりでは、三人の刀鍛冶の兄弟と、彼らが鍛えたつごう九本の有名な剣について触れているが、
次はそこからの引用:
カクストン訳『チャールズ・ザ・グレート』 第2巻第1部第9章 p. 52 | |
|
{和訳} フィエラブラス* は相応に武装をし終えると、オリヴァー* にあつく謝辞をのべ、プルウァーランス* という剣を佩いた。
鞍の と
グラバム* という、もう二振りの剣を所持していた。いずれも、これにより打ちさすれば、それは、いかなる者がいかにして造りしや?と、お尋ねになられる方々には、さて、ある書物にて発見したとおりを、語ってさしあげよう。 ときに、ひとりの父御より生を受けた、三人の兄弟がおられた。ひとりはガラウス* 、いまひとりはミュニフィカンズ* 、さらに三人目はアグニジアックス* 4と呼ばれたのでござる。
この三兄弟は、それぞれ三本、つごう九振りの刀剣を鍛えもうした。三男のアグニジアックスが造しは、金の柄頭をもち なる別の剣、ソーヴォジーン* なる剣、
そしてデーン人オジエの持つコルタン* を5。
して、もうひとり、〔長兄〕のガロースは、フロベルジュ* なる剣、またホールトクレール* 、そしてシャルルマーニュが、とりわけて格別に持しジョイウス* 。
さすれば、これら三兄弟は刀鍛冶、同上の刀剣を鍛えしものなり。
4 詩『フィエラブラ』では、これらの名はガラン* 、
ミュニフィカン* 、オーリザス * である。5ここも 詩『フィエラブラ』では、ミュニフィカンの作成した剣名はデュランダル* 、ミュサギーヌ* 、クールタン* と見える。
|
{原典} Whan Fyerabras was wel armed he thanked moche Olyuer, And after gyrde hys swerde named Plourance. and in the arson of his sadyl he had tweyne other of whom that one was named Baptysme and that other Grabam,2 the whyche swerdes were maad in suche wyse that there was none harnoys but they wold breke and cutte a-sondre. And who that wyl demaunde the manyer how they were made & by whom I wyl saye after that whyche I haue founden by wrytyng. On a tyme there were thre brethern of one fader engendred, of whome that one was named Galaus, that other Munyfycans, & the thyrd was called Agnisiax.4 These iij brethern made ix swerdes, eche of them thre. Agnisiax the thyrd brother maad the swerde named Baptesme, whiche had the pomel of gold and wel enameld, & also Plourance, and after Grabam; whyche thre swerdes Fyerabras had as I haue sayd. Munyficans, that other brother, made another swerde whyche was named Durandal, Whyche Rolland had. that other was called Sauuognye(sic.) and that other Cortan whyche Ogyer the Danoys had5. And Galaus, that other brother, maad the swerd that was named Floberge, another called Haulteclere, and that other Ioyouse, whyche Charlemayn had for a grete specyalte. and these iij brethern aforesayd were smythes & wrought the sayd swerdes. 4 In the verse Fierabras the names appear as Galans, Munificans, and Aurisas 5 The verse Fierabras gives the names of the swords made by Munificans as Durendal, Musaguine, and Courtain |
* フロベルジュは、モントーバンのルノー* の剣
フランベルジュ* の変形つづりです。* ここでは、クールテインはオジエの剣で、ソーヴォジーンの所有者は特定されず、と私は解釈しましたが、 『クロックミテーヌ』では、二本ともオジエの剣としています。 *電子テキストの入力ミスか、発行本にもともとあったの誤植かかわかりませんが、 Sauuognye -> Sauuogyne の間違い と解しました。 | |
【序文:三つの
ベルトラン・ド・バール=シュール=オーブ*
が、1190-1217年頃に著した武勲詩。その序文で、ベルトランは、シャルルマーニュの武勲詩
を三つの
に分けている。
| 説明 | |
|---|---|
1) 「
系の |
シャルルマーニュとその直系の子孫。 |
2) 「
系の |
ガヌロンやその他の多くの逆臣の家系 |
3) 「 系の |
シャルルに忠義をつくした家系 |
| * この 3) の「ガラン・ド・モングラーヌ」系の | |
以上の三つの
は、このうち第3のシークルに分類される。
【あらすじ】
ジェラール(ジラール)*
は、ガラン・ド・モングラーヌの息子として生まれ、エルノー・ド・ボーランド*
、ミロン・ド・プイユ*
(ロランの父?)、レニエ・ド・ジャンヌ*
の三人の兄弟をもっていた。
物語の主な筋書きは、主にジラールとブルゴーニュ女公との紛争にまつわる話である。ジラールに嫁ぐ約束だった女公を、シャルル大王が横取りし、その代償としてヴィエンヌの封土の拝領となった。しかし破談にされたわだかまりはおさまらず、ジラールは罵詈雑言を女公にぶちまける。女公はこれを根にもち、おのれ、このことはきっと復讐してくれようぞ、と胸に誓う。結婚式の初夜のとき、ジラールを騙し、シャルルでなく彼女の足先に接吻させる。何年かたって後、そのことをジラールの息子たちに揶揄まじりに吹聴して見せたのである。その侮辱のしまつは、内戦に発展する。シャルル大王は、ヴィエンヌを包囲し、ジラールは兄弟のルニエとその子オリヴィエの援護を得る。結局、オリヴィエとロランとの一騎打ちで決着をつけることに決まり、休戦となる。ローヌ側の川中島でおこなわれた決闘はすさまじかったが、天使が仲裁に入り、騎士の鑑たる二人はお互いに愛せよ、仲違いせず異教徒の征伐に励めよ、と諭した。シャルルマーニュは、ジラールの臣下の礼を受け入れ、オリヴィエの美しい妹オードは、ロランの(→リンクの部)を参照。
あらすじ (機械翻訳に頼ったので信頼度は???)* 唐突なエンディングは、訳者(私)のはしょりではなく、ユーゴの原作どおりです。ローヌ河の川中島で、二人の勇者が仕合っている。世にもすさまじい戦いだ。 その者たちの名は、オリヴィエとロラン。 オリヴィエはヴィエンヌのジェラールの息子。 盾はバッコスがこしらえしもの。兜はヒドラの羽交(はがい)のうちにあったもの。 鉤槍(ハルベルト)はソロモンが携えしもの。 その剣(エストック)には、なにやら剣名が刻まれている。
ロランは鉄づくめで鎧い、手にはデュランダルを持つ。 緒戦はロランが一枚上手(うわて)で、その快心の一撃でオリヴィエは兜が脱げ、 刀剣を落としてしまう。しかし、ロランは自分は、かりにもシャルル帝の甥。 無防備の敵を討つようなまねはできない。 「一息いれよう。そこもとは、代わりの剣を持ってくるように侍従をつかわせるがいい。 それに喉もかわいた。わしの分の飲み物もたのむ」
オリヴァーは船頭にいいつけ、ヴィエンヌから名剣クロザモン Closamont (ある者は オートクレール Haute-Claire とも呼ぶ)を持ってこさせる。 勇者たちは戦いを再開するが、夜がふけるとオリヴィエはどうにも具合が悪い。 立っているのさえ難儀である。ロラン殿、しばし休戦に応じてはくれまいか?
「なるほど、熱がおありのようだ。剣技で打ち負かされたわけでもあるまい。よろしい、 芝の上で、ぞんぶんと横になりなさるがいい」とロラン。 「いや、それにはおよばぬ。ちとばかし、そこもとの心を試しただけでござる。このまま四日四晩 なりと戦いつづけるもいとわぬ」 じっさい、戦いは、三日たってもけりがつかず、オリヴィエの父ジェラルは気が気でならない。 占術師を呼びつけ、卦を立てさせた。占術師曰く、「ご主人様。お方がたどもは、きりなく 戦い続けますでしょう」
四日目についに、今度はオリヴィエがロランの剣を奪い取り、河に投じる。 「今度は、こちらが礼を返す番じゃ。ヴィエンヌに、《ユダヤ教会堂 の巨人の剣》が置いてあるが、 それをとってまいらせる。デュランダルに次ぐ、そこもとにふさわしき剣はそれしかない。」 ロランは笑い、「わしには、この棒切れで十分じゃ」といいつつ、一本の樫の木を引っこ抜く。 さすれば我もと、オリヴィエは楡の木を根こそぎにして応戦する。〔 〕
五日目についにオリヴィエは手を休め、「これでは我々はいつまでも獅子や豹のごとく、戦いに あけくれつづけるに相違ない。なんとも無駄なことじゃ。それより、いっそ義理の兄弟になろう ではないか。どうだろう、わしには白腕のオードという、美しき妹がおるが、それと一緒になって はくれまいか?」 「重畳にござる」とロラン。「では、飲むとしますか。こたびはずいぶん汗もかいた」 という訳で、ロランは美しきオードと結婚しましたとさ。 {原文} 下の『ロランの結婚』 Le Mariage de Roland のリンク参照。
で開催されるムーア王のマルシルの闘士たちと、
さて、この再話によるところの、名剣の由来は次のとおりである:
(名前は英読みで統一した。アイコンを指すとつづりと仏読みが吹きだしに出る。)
上は、原典ではなく、Brewer's Dictionary of Phrase and Fable 事典の、 "Sword Makers"の項:
- アンジアス Ansias, ガラス Galas とミュニフィカン Munifican の手でそれぞれ三本の剣が
鍛られ、剣一本ごとに三年の歳月が費やされた。
- アンジアス
![]()
- この刀匠が鍛えたのは、 パプティズム
、 フローレンス
、グラバン
の三振りで、
いずれもストロング=イ’=ザ=アーム[フィエラブラ]の為に用立てしたものである。
- ガラス
![]()
- この刀匠が鍛えた三振りは、シャルルマーニュに奉呈たてまつったフランベルジュ
と
ジョワイユーズ、そしてクロザモント
用のオートクレール
であった。
- ミュニフィカン
![]()
- この刀匠が鍛えた三振りは、ロランド(ロラン)用のデュランダル
と、 デーン人オジエ
用の
ソヴァジンズと コルタン
だった。
(注): オリバー(オリヴィエ)の持ちもので、グロリウスなる剣は、アンジアス 、ガラス、ミュニフィカン
の剣を九本とも「柄頭から1フィートのところで」 ぶった切りにした、とある。(『クロックミテーヌ』)