HOME > 日本語 HOME > フェロー語のバラード > シュルルのバラード群の概要
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記号:
フェロー表記 [Fø.]
アイスランド表記 [Ís.]
〔* 緑色文字〕 普遍呼称(主にアイスランド)
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は、竜殺し |
この海王〔*ラグナル・ロズブローク〕は、シュルルの忘れ形見の娘オースラ〔*アースラ〕を後妻に迎えたと伝わるからです。
また、"客人"ノルナ・ゲストは、ノルニール姉妹から長寿をさずかったため、シュルルの時代の目撃者でありながら、キリスト教をしいたオーラヴ・トリュグヴァッソンの時代まで生きながらえている老人です。
主な展開は、アイスランド語のサガやサットル(短編)と共通しています。が、なかにはどのサガも触れていない描写(例:シュルルの母が、亡父の血染めの帷子を取り出して見せる箇所)や、サガとは相反する箇所(例:シュルルが名馬グラニを得たのは、滝つぼのところで捕らえたのだとする異説の伝承)も見受けられるので興味深いです。
シュルルのバラード群については、それらが皆、おなじリフレーンの節を用いていることも、見逃してはなりません。「グラニは、荒野の黄金を (⇒)
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シグムンドゥル |
チェルドゥイス女王は、純金の棺架をしつらえさせ、王は、塚のなかの墓に埋葬される。
その未亡人に、抜け駆けで求婚したのは、 だった。女王はこの人物と再婚するのだが、すでに懐妊していた女王はやがて
臨月をむかえ、男の赤子を産む。そして遺言どおりシュルルと名付けられる。
シュルルはすくすくと育ち、その怪力で打ち下ろされると、王の臣下の偉丈夫たちさえ、
ひとたまりもなかった。
若者たちのあいだでは、模擬試合(または軍事訓練)が行われるが、シュルルは独りのけ者にされがち。
若者たちがシュルルに対して怒りを勃発させることもしばしばで、かならずそれは暴力にうったえる喧嘩
となるのだった。
あるとき、シュルルはたったひとり、多勢に無勢で立ち向かい、樫材の棒を引っこ抜いて、他の若者たちを
死ぬほどたたきのめした。
地にころがる若者たちはしかし、こう悪態をついたのである。「こんなことして俺たちをぶちのめさずに、
親父の敵討ちでも果たしたらどうなんだ」と。シュルルの顔は、みるみる土色に変わる。
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シュルルは剣の欠片を持って鍛冶師レーインを訪ね、鍛えなおしてもらうように交渉する。しかし十日かけて鍛えたものの、
この剣で武装したシュルルは、まずフンディンの息子らを探し出し、これらを戦で討ち取って、みごと敵討ちを果たす。 (⇒)
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樫の木に止まる小鳥は、心臓を自分で食べてしまえ、としきりに勧めている。サガかも知られるように、この心臓を食せば揺るがぬ勇気の心が得られるのだ。それを食べてレーインの奴めは何をしようというのだろう。ろく魂胆でないことはたしかである。シュルルは、先手を打って、竜の毒の血を飲むのに夢中だったレーインを抜き打ちに切り捨ててしまった。
さるれば荒野の財宝はシュルルのものである。それは全部で十二櫃にもなったが、これを担わせてもなお、愛馬グラニはシュルルを跨らせて運ぶことができたのである。しかも荒れ地や礫がちらばる、足場の悪い道も平気で馳せていく。帰り先は王の館であった。
〔* 『ヴォルスンガ・サガ』第20章末では、シグルズはグラニに「大きな櫃二箱分」(í tvær kistur miklar")背負わせている。
[第2部につづく]
『ニーベルンゲンの歌』にはジークフリートが竜と戦った場面は無いが、 (⇒)
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