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《アバリスの矢》; 【武器:矢】/【魔法】【ギリシア】

oistos Abarios ὀιστός Ἀβάριδος [?] [希];
["abaris" とは 「無重」の意]

巨大な空飛ぶ矢。ヒュペルボレア人・アバリス (Abaris the Hyperborean [英] Ἄβαρις Υπερβορέος [希]) *1がそれに乗って世界各地を探訪したという。 しかもその間、何も食べずに行ったという風聞をヘロドトス*2は耳にしている。

この矢とその能力については、『ブリューワー故事成句辞典』 (Brewer's Dictionary of Phrase & Fable) の、 Ab’aris の記事でまとめられている:
"アバリスの投矢ダート。スキタイ人アバリスは、 アポロンの僧侶。[アポロン]神は、その彼に空中を乗りまわすための黄金の矢与えた。 この投矢ダートは、彼を不可視にし、 病気を治し、神託を告げた。アバリスはこれをピタゴラスにあたえた。

 この記事の内容の大方おおかたなところ(黄金の矢なこと、病気の治癒能力等)については、逐一確認がとれているものの、姿隠し(不可視にする)の能力については、いまだ出典を特定できていない。ただ、アバリスはアポロン神の権化であり、神の姿が人間に見えないというのは、オリュンポスの神々共通の属性ではある(彼らは姿を隠したまま、トロイア戦争に直接手をくだしたりしている。)

 また、アバリスが 神託 あるいは預言を告げたことは記録に書かれているが、 それが矢の霊験によりおこなわれたものだったかどうかは、未確認のままである。
 しかし、イアンブリコスによれば、矢に語りかけながら、清めをおこなったり、疫病や大風を祓ったりしている。 よって、嵐の鎮静も、矢の能力のひとつに加えることができるだろう。

 さらに星辰学(天文学)の文献(「エラトステネスの星座物語カタステリスモイ」) では、アバリスの矢がそもそも《アポロンの矢》であったことが伝わる。
 つまり、アポロン神が、自分の息子である医術の神アスクレピオスゼウスに殺されたことに憤慨し、 報復としてゼウスの雷霆らいていを製作するキュクロペス(単眼巨人)たち を葬り去った、そのときの武器の矢であるという。
 本来の伝承では、アポロン崇拝の僧であったアバリスは、単なる象徴のバッジとしていわゆる「アポロンの矢」 を携えていたのだが、次第に尾びれがついて、アバリスが「魔女のほうきのように」乗りこなす、 巨大な矢という伝説となっていった。




*1 その出自については、その他にも「スキタイ人アバリス」 Ἄβαρις ὁ Σκύθ-ης (イアンブリコス『ピュタゴラス伝』第 19 章等) や、 「コーカサスのアバリス」Abaris Caucasius (オウィディウスの詩、『変形譚(変身物語)』五).とある。
 また、あだ名としては、「天空エーテル歩行者〔アイトロバーテス〕」 αἰθρο-βάτης もしくはそのラテン音写形である「アエートロバタエ」 Æthrobatæ、ラテン意訳形である「アエルアンブリ」Aërambuli]がある (ポルフュリオスのピュタゴラス伝 Porphyrius De Vita Pythagoræ 29)

*2 Hdt. 4.36 (ギリシア文・英訳); 別リンク:Herodotus, Book 4 [The Persian Wars, G. Rawlinson 英訳 1942年]

§ Iamblichus (250-330年頃), De vita Pythagorica

イアンブリコスによる『ピュタゴラス伝』 De vita Pythagorica*1 (第19章・90-94節) 曰く、 スキタイ人アバリス*2という アポロンにつかえる僧侶が、集めた寄付金をもってヘラス(ギリシア)を訪れ、帰郷する道中で ピタゴラスに面会したという。(* ただアバリスは前八世紀の人とされていて、じっさいには同時代の人間ではない

アバリスは、ピタゴラスの人となりにアポロン神を見いだしたが、ピタゴラスは、のちほどひそかに 黄金の太腿ふともも *3 を披露してみせ、 その神性を証明して見せた。

アバリスは敬意を表して、その魔法の矢を献上(返納)したという:
Πυθαγόρᾳ ἀπέδωκεν ὀιστόν, ὃν ἔχων ἀπό τοῦ ἱεροῦ ἐξῆλθε, χπήσιμον αὐτῷ ἐσόμενον πρὸς τὰ συμπίπτοντα δυσμήχανα κατὰ τὴν τοσαύτην ἄλην. Ἐποχούμενος γὰρ αὐτῷ καὶ τὰ ἄβατα διέβαινεν, οἷον ποταμοὑς καὶ λίμνας καὶ τέλματα καὶ ὄρη καὶ τὰ τοιαῦτα, καὶ προσλαλῶν, ὡς λόγος, καθαρμούς τε ἐπετέλει καὶ λοιμοὺς ἀπεδίωκε καὶ ἀνέμους ἀπὸ τῶν είς τοῦτο ἀξιουσῶν πόλεων βοηθὸν αὐτὸν γενέσθαι.
[92] Λακεδίμονα γοῦν παρειλήφαμεν μετὰ τὸν ὑπ᾽ ἐκείνου γενόμενον αὐτῇ καθαρμὸν μηκέτι λοιμῶξαι, πολλάκις πρότερον τούτῳ τῷ παθήματι περιπεσοῦσαν διά τὴν δυστραπελίαν τοῦ τόπου, καθ᾿ ὃυ ᾤκισται, τῶν Ταϋγέτων ὀρῶν πνῖγος ἀξιόλογν αὐτῇ παρεχόντων διά τὸ ὑπερκεῖσθαι, καὶ Κρήτης Κνωσσόν. καὶ ἄλλα τοιαῦτα τεκμήρια ἱστορεῖται τῆς τοῦ ᾿Αβάριδος δυνάμεωσ.
Vita Pyth. 19, §91-92
.. [アバリスは、]その寺院を旅立ったときに手にしていたその矢をピタゴラスに渡したが、 それは[長旅で]彼を阻む数々の困難には便利であったろうしろものだった。 なぜに、それに乗れば前人未踏の場所も越えることができたのだ; 川や湖、沼沢や山などだ。また、(話によればだが)依頼された都市ごとに、[アバリスは]矢に語りかけながら、 洗浄の儀をおこなったり、疫病や風を追い払ったりしたという。 ともかく、[アバリスが]清めた後、ラケダイモンがにどと疫病に悩ませれることはなかったことは確認できている。 それまでは、しばしばこの災厄をうけていたが、それは位置する場所の不健康さのせいであった (タユゲトス山脈が町の上にそそり立ち、たちまち焼き尽くすからだ); そして[アバリスは、]クレタ島クノッソスも清めた。他にもこうしたアバリスの神通力のあかしが記録されている。
—私訳

アバリスが疫病から救ったラケダイモンという地は、 ここでは"タユゲトス山脈がそそり立つ町" とされているが、 別名ラコニア地方、つまりギリシア南部ペロポネソス半島の、スパルタが所在する地域のことである。

イアンブリコスでは、後の章(第29章/140-141節)でもこの事件を反芻しているが、そこでははっきりと 「黄金の矢」 (ὀιστὸν χρυσῆς [ギリシア語(対格)])*4だったと述べている。

*1 和訳は、佐藤義尚/訳『ピュタゴラス伝 』(国文社 2000年 291p [叢書アレクサンドリア図書館 4])が出ているようだ。→Yahoo!ブックス 4-7720-0398-3 ¥4,725
当ページでは、次なるギリシア文+英訳の書籍から和訳している: Iamblichus, On the Pythagorean Way of Life, text, translation and notes by John Dillon and Jackson Hershbell (Atlanta, Ga. : Scholars Press, 1991)

*2 ここではスキタイ人となってしまっているが、ヘロドトスはスキタイと はっきり区別されたヒュペルボリアの国の人としている。

*3 英訳版の註によれば、「黄金の太腿」"golden thigh" の伝説は、アリストテレス が伝えたもので、そのことの言及は、 アッポロニオス(前2世紀?) Apollonius Paradoxographus [略 Apollon.] 著 『驚異譚』Mirabilia(Mirab. 6)[Keller 編 Rerum naturalium scriptores graeci minores (1877年) に収録] にあり、ヘルミッポス Hermippus が詳述しているという。[Diogenes Laertius, De Vitis Philosophorum 8.1 として収録(?)]









*4 Iamblichus VP 第29章 § 140-141. [* イアンブリコスはこの章では、内容が矛盾する別の資料を参考にしたのかもしれない。 というのは、ここではピュタゴラスがアバリスの「黄金の矢」を奪って帰郷できなくし、 彼をとどめて自分の教えを直伝したことになっている]

§ epitome of the pseudo-Eratosthenes Katasterismoi (Catasterism) (1 〜2 世紀)

 《アバリスの矢》を、そもそも《アポロン神の矢》だったとする見方は、天文学書(星座の神話的解説書)に載っている。
 エラトステネス星座物語カタステリスモイ*1, 「第29章:矢座」(=矢座サギッタ)にはこう書かれている*2:
 この星座はアポロンの矢である。この矢でもって、ゼウスの雷霆らいていを作る単眼巨人キュクロペスたちを殺したが、それにはアスクレピオスの件がかかわっていた。 アポロンは、矢をヒュペルボレア人たちのただなかに隠した。そこは、《羽の神殿》がある場所でもある。
 のちほど、アドメトス王への奉公〔*キュクロペス殺しの懲罰としてさせられた〕は、 もうしないでよいとのゼウスの赦しが出ると、この地にふたたび再来した。 そのことはエウリピデスが[劇作]『アルケスティス』で言及している。 矢は、果実をみのらす[豊穣の女神]デメテルを乗せて空中を運ばれたと信じられている。
—私訳

 アポロンがこんな不祥事をひきおこしたことには、それなりのいきさつがあった。 アポロの息子アスクレピオス (参:《アスクレピオスの杖》)は、半神半人だけあって、 尋常ならざる医療の技術を持っていた。ときには死者をもよみがえらせたといわれ、神の領域の侵害したとして ゼウスによって命を絶たれた。
 これに憤慨したアポロン神は、報復としてゼウスが投ずる雷を鍛造するキュクロペスたちを 抹殺した。しかしそれがよもやとがめだてられずにすまされるはずはなく、 アポロンはお仕置きとして、人間の姿となり奴隷としてアドメトス王に仕えることを命じられた。

 そうして肝心なところだが、『星座物語カタステリスモイ梗概』は、アバリスの矢がすなわちアポロンの矢であったという言い伝えに触れている。

 もっとも古い資料によれば、アバリスはギリシアを旅する際、アポロンの矢を 象徴のバッジとして携えていた。ところがヘラクレイデス*3 は、アバリスが《アポロンの矢》をその手段として旅行したという。どうやら魔女のほうきと同様にということらしい。 『星座物語カタステリスモイ』は、<矢がたいへん大きい>ということに ついて以外はヘラクレイデスを引用していない。
—私訳

 また、矢が「実を結ぶ(豊穣なる)」デメテルを、あるいは「時節の果実」を運んできたというのは、 ヒュペルゴレアが供物を麦わらに包んでギリシアに送った慣習のことを指しているのだと解説する。
 これは使節に帯びさせて運ばせるのではなく、隣国のスキタイに渡し、またその隣へ届けてもらうという方式で ギリシアに送った (Herodotus 4.36 の記述)。

*1 四十二の星座の説明、特にそれらの神話的な創造説を語る書。 エラストテネスの作というのは疑わしい。現存するものは、現本ではなく、それを摘要した解説書であり、 偽エラトステネスの『星座物語カタステリスモイ』 の梗概エピトメーと呼ばれる。

*2 私訳は英訳に拠る:Theony Condos (訳) Star Myths of the Greeks and Romans: A Sourcebook Containing the Constellations of Pseudo-Eratoshenes and the Poetic Astronomy of Hyginus (Phanes Press, 1997) →Amazon $12.89
もとは同氏の学術論文:"The Katasterismoi of the Pseudo-Eratosthenes: A mythological commentary and English translation" (1970 年)で訳されていたもの。











*3 Heraclides, Περὶ δικαιοσύνης 『正義について』

§ Hyginus Poeticon astronomicon

(偽)ヒュギヌスHyginus 『詩的天体論 ( Poeticon Astronomicon)』 *1 も、エラストテネスからの引用文とする文章を載せているのだが、それにしても内容がずいぶんと異なる:
【ヒュギヌスの引用するエラストテネス】
アポロンがヒュペルボレアの山に埋めたとする。
【エラストテネスの「梗概」】
ヒュペルボレアのどこに隠したかあやふやだが、「羽の神殿」をもちだしているところを見るとそこが隠し場所だったのかもしれない。これは羽と蜜蝋を材料としてデルフォイでこしらえられ、ヒュペルボリアの地までアポロンが飛ばしたという。
【ヒュギヌスの引用するエラストテネス】
ゼウスが赦免後、矢は時節の果実をともなえておのずとアポロンの元にもどってきたという。
【エラストテネスの「梗概」】
女神デメテルをのせてきた。
*しかし前述したように、いずれの場合も、ギリシアへ供物を贈ってきた慣習 を比喩的に表現しただけかもしれない。


*1 作者は、「ヒュギノス」、「ヒギノス」ともカナ表記される。 これも「偽ヒュギヌス」の口で、つまり従来 C. Julius Hyginus の作とされるが疑わしい。
 ラテン語テキストは、複数サイトに掲載される:Hyginus, Poetica astronomica II. xv の章末 (".. Cum autem Iuppiter ignoverit filio, ipsam sagittam vento ad Apollinem perlatam cum frugibus, quae eo tempore nascebantur. Hanc igitur ob causam inter sidera demonstrant. ")
 また、1485 年出版の木版画入り本の画像は: chap.xv~end

§ アバリスと、トロイアのパラディオンとの関連

 アバリスが、トロイア市民たちに聖なるパラディオンπαλλάδιον, [希] ; Palladium [羅] パラス・アテナの偶像)を売りつけたという話がある。
 その逸話によれば、この偶像はペロプス Pelops*1の骨で できていたと宣伝して売りさばいたのだそうだ。
 この、骨が材料になったという勇者については、こんないわつきがある:ペロプスは、かつて父であるタンタロスによって細切こまぎれにされ、煮られて神々の食卓に運ばれたという。しかし、(心うつろだった一人をのぞき)神々はこれを食せず、ぺプロスをもとどおり生き返らせたという。

 トロイアにパラディオンが安置されるかぎり、その都市を難攻不落でありつづけるとされた。 そこで、オデュッセウスとディオメデスとで、その偶像をかっぱらって逃げたという (『アエネイス(アエネアスの歌)』 ii, 164 等).
 異説では、アエネアスがトロイアを脱したとき、自国のパラディオンをイタリアに持ってきたのだという。

 アバリスがこのパラディオンを作ったという逸話は、フィルミクス・マテルヌス Firmicus Maternus *2にある:
「アバリスは神像をトロイア人たちに売りつけた。馬鹿正直な人たちを欺むいて、保証しますといったのである。 神像が売られたのは、何かと買主に役立つためであり、買主たちは、ほんのさっきまで競売にかけられていた者を 従順に拝んでいたのだ。 しかも、この神像はペロプスの骨から出来ているということだった..」
—Firmicus Maternus, De errore profanarum religionum, XV

 また、パウサニアス著の書物によれば、ラケダイモン〔*前述、アバリスが疫病から救ったスパルタの所在する地方〕には オリュンポスのアフロディテ神殿の向かいに「救いの乙女」(κόρη Σωτείρας)の祠が建立されていて、それは アバリス建立との言い伝えもあるという*3




*1 1911年版ブリタニカ百科事典の記事 :PELOPS や、 『A dictionary of Greek and Roman biography and mythology 』(編者 William Smith): PELOPSを参照。

*2 Julius Firmicus Maternus, De errore profanarum religionum (1662 年出版本で、電子化(画像化)されたものが Early English Books Online の大集成に含まれている)。
以下のドイツ訳サイト Ibid., "Kap. 15. Kult des Palladiums"などを参考に訳した。
William Godwin 著 Lives of the Necromancers(黒魔術師たちの伝記)も参照。

*3 Pausanias 3.13
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§ アバリスとブリテン王ブラダッドの類似

 ケルト系辞書にもしばしばアバリスが掲載されることもある。ヒュペルボリアの地を ブリテン島(やシェトランド諸島など英国の北方領土)とみなす見方もあるからだ。

 また、アバリスと非常に良く似た共通点をもつ人物として、 ジェフリー・オブ・モンマス著『英国列王史』第2巻に記述されるブリテンの王がいる のも理由だろう。
 ブラダッド(もしくはブレイダッド)王 Bladud は、かの有名なリア王の父とされる。 オンラインの英訳*1を参照しても良いが、少し多めに引いて、 ここに訳出することとしよう:
次に[王位を]継承したのは、その子のブラダッドで、王国は20年間その手中 おさまった。王はカーバドン〔*Kaer-badon〕 、今でいうバース市〔*温泉地で知られる〕〕を築き、 人の役に立つ湯風呂を建設して、それを女神ミネルバ管轄ととりきめた。 そのミネルバ神殿に、王は消火不可能の火をくべた。それはけして灰と消えず、やがて 力なくなると丸い石と化した。このころエリヤが大地に雨降りませぬようにと祈り、 三年と六ヶ月雨が降らなかった。ブラダッドはそれはもう賢者であり、王国で黒魔術を 教えしたりしながら、神秘の法に飽くことなかったが、自作の翼で上空を飛ぼうとして、 トリノヴァントゥム〔* ニュー・トロイア。ロンドンのこと〕のアポロン宮殿に墜落し、 粉々に砕け散った。
—私訳。
『Histories of the Kings of Britain』第2巻台10章
英訳より重訳

MacKillop はそのケルト神話辞典(Dict. of Celtic Mythology) の"Bladud"の項目において、 ブラダッドとアバリスの類似について述べた先駆者は John Wood (1742 年) だとしているが、それは想像の働かせすぎかのごとく書いている。

脱線だが、『ブリテン列王死』の中期英語訳であるラヤモンの『ブルット』では、ブラダットの人口の羽は Feðerhome と記述されているらしい。これは北欧神話で女神フレイヤや鍛冶師ヴェルンドがもつ「羽衣」 fjaðr-hamr と同じ表現である。




*1 Thompson, Aaron, b. 1682? , revisions by Giles, J. A. (John Allen), 1808 -1884, ed. History of the Kings of Britain (PDF) or even the Welsh version (sometimes called Brut Tysilio) The Chronicle of the Early Britons: according to Jesus College MS LXI   (PDF) tr. by Wm R Cooper © 2002

Sources:

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